なるべく遊んだゲームに関して感想を書いていくブログなので、パチスロですら感想文にしてしまいますよ!!
……いや、まさかパチスロ機に対して感想文を書きたくなる日がくるなんて自分でも思わなかったのですが!!
筆者はパチスロを打ってる話をすると大抵意外に思われるのだが、実際にホールで打ったことはなく、もっぱらゲーセンでたまに。
まぁゲーセンに置いてる種類のゲームではあるので、個人的には守衛範囲なんです。
あえてゲーセンでスロットを打つ理由としては、
・音ゲーで足が疲れたときに、ゲーセンにお金を落としながら座って遊べるゲームで休憩したい
・メダルゲームがやりたい気分のとき、メダルを借りるよりもスロットで当てると貸出レート以上になることがあるので、運試し程度に回す
・実際のホールのレートだと1回回しただけで60円(5スロでも15円)が消えると聞いて怖い
・(いつか役に立つかもしれないので)目押しの練習
・ゲーセンで遊べるジャンルのゲームを増やしておきたい
……まぁ自分がゲーセン行くのが、別のジャンルのゲーム遊ぶためって目的があるので、そこまでスロット主で打ちたいってわけではないんですよね。
んで当てた出玉を大抵ウマのアーケードゲームやエルドラクラウンっていうローグライクゲームで使い果たす。このムーブは疲れ切った日の暇な休日にお勧めです。
ちなみにいまだにジャグラー以外の機種の打ち方を知らないので大体はジャグラーを打つのだが、その打ち方も数年前にゲーセン店員のおっちゃんに教えて貰ったのである。
DDRで疲れまくって休憩がてらスロットやってみたいから打ち方を教えてくれと聞いたら、
スロット初心者ならジャグラーってピエロの機種が良いよ(パチ屋の広告とかでよく見るあれ。)
GOGOランプが光るまで7とかのボーナス絵柄はほぼ揃わないから、BARの近くにあるチェリーを狙いながらひたすら回数回して、
ランプが光ったら7を狙う、BIGかREGが揃ったらその後のボーナスゲームは勝手にぶどうが揃うので適当に止めたら良いと言われ、
本当にそんなで良いんか??と思ったら細かいテクニックはあれど大体そんな感じで良いらしいので、
え、なにそれ光るまで絶対当たらないガチャを回す運ゲーじゃん、こんなのが世間では大人気なのか……?と少し驚いた記憶がある。
まぁここでジャグラーのシステムと7を揃える目押しを覚えたおかげで、上記の様に運試しがてらに大量メダルを獲得できたことが何度かあり、メダルゲームを投資抑えて長く遊べるようになったのでなんやかんやで覚えて良かった技術である。
大抵は先述したようにジャグラー系統を回すのだが、ある店は機種の入れ替えが激しいので、自分が打ち方を知っている機種が無くなっていることがよくある。
その日もそれだったので、なんとなくアミューズメント機メーカー繋がりだったり作者繋がりだったりでタイトルは知っているとか、キャラデザが好みだったとか適当な理由で適当なAT機に初見でコインを入れていた。
回してなんか絵柄揃うたびにキャラクターが一言二言喋ったり、場面が変わったりしながら、まぁなんというか穏やかだなー……って展開がつづく。
なにかを示唆しているんだろうけどなんなのかなんも分からん……やめるか……と思い席を立って後ろを見ると、
そこにあったのは『黄門ちゃま 喝』というパチスロ機。
今ではなんか新しいのも出ているらしいが、あったのは5号機のやつ。
ここである記憶がフラッシュバックする。
数年前にゲームコーナーで自分がレトロゲームやってた横のスロットコーナーにふらっと来た初見らしきヤンキー風の兄ちゃんグループの一人が、「ここ黄門ちゃま置いてる!!黄門ちゃまはバリおもろいで!!」などど力説しながら特にコイン入れることもなく去って行ったことを思い出したのである。
ここまで散々、AT機のどこが面白いんだ……?と思っていた筆者だったが、あの名前も知らない彼がそこまで言うほどなら試しにやってみるか……と思い、コインを入れてみたのであった。
少し回して子役が当たるたびに、画面の両端にある緑と赤色で○/310と表記されたポイント数みたいなのが+1とか+5とかされていく。何回か100円入れながら回したところで、左の緑の方が310になった。
それをトリガーになんか当選したらしく、印籠チャンスが始まった。
この印籠チャンスでボーナスゲーム数が決定され、その後は画面が指示するとおりにボタンを押してスロットを止めるだけ。
まぁ最初のボーナスは特に何事も無くそのまま終了したが、見ると右の赤い方も半分ちょっと過ぎたくらい貯まっていた。
……じゃあ、さっきので少しだけ貯まったクレジットをそのまま使って、こっちも310貯めてみよう。
100円玉投資を追加しながらも赤い箱が310貯まると、またボーナスゲームに入る。
なるほどこれはわかりやすい。このカウンターが310になったら何かが起きるんだろうな、ということは直感的にわかる。またカウントが増える量も一定というわけでなく、いろんな条件で一気に大量獲得することがあり、なるほどこれも射幸性を煽っている。
見えるカウンターを一定まで貯めたらボーナスイベントが発生する、というのは良いと思ったのですが、あんまりメジャーじゃないんですかねこういうシステム?
今まで自分が、AT機がつまらない、と感じていた理由は自分が通常時に今どこの段階に居て、当たりが近いのかもよく分からない、何をしたらボーナスに入るのかわからない、ということが原因なのかもしれないなと、やっと分かったのだった。
そして印籠チャンスで決定したゲーム数の数、水戸YELLOWGATEという中々良いネーミングのボーナス消化中もバトル演出だったり、途中でまた印籠を獲得してATが上乗せされたりと今回のATは長続きして色々とイベントっぽいものが発生する。
なかなかにキャラデザがいい。演出面も結構豊富っぽくて楽しませてもらいました。
AT中も、たまに獲得する印籠チャンスでATのゲーム数を上乗せしつつ、獲得メダルを増やしていくというシステムなのだな。
その印籠でゲームを選択するシステムも、いくつか用意されている中から自分で確率比率を調整できるなど、スロットは運ゲーと言ってもある程度介入できる要素があったり、
ボーナスゲームの状況によってたまにこの絵柄を揃えろ!と指示されるシーンがあったり、AT自体は大体指示される順番通りに打っていけばリプレイかベルが揃うのだが、たまになにもない時は自分で子役狙いしていくと長く遊べるので、それも緊張感というかメリハリがあるなーと感心したり。
あとキャラがデフォルメだったり世界観は時代劇ものなのに、やたらBGMに疾走感があるものが多い。途中でなんか女性キャラクターがリアル等身になってボーカル歌が流れ始める演出があったりとドタバタギャグ時代劇感は個人的には結構好みだ。
AT消化したりなんか途中で増えたりしながら、このまま打ち続けたらどうなるのだろう、と半ば興味本位でひたすらATを消化し続け、ついに筐体側のクレジットカウンターがカンスト。しかもこの時点でまだゲーム数が残ってるという……。
こんなの初めてだよ!!
この店の場合、クレジットがカンストすると店員さんに頼んでリセットしてもらわなければならないのだが、
「ATが終わらなくってぇ……早く音ゲーコーナーに戻りたい……」とついつい漏らしたら店員さんに苦笑されるなど。
2回目にカンストしたあたりでやっと終わるかなーと思ったら、引き戻しボーナスイベントが発生してまたゲーム数が増えるという。
ポケモンプラチナのミニゲームくらいでしかAT機を知らない筆者でもATは消化して帰らねばならないってことくらいはわかるので後半何度か押しミスしながらも脳死で消化してました……。
まぁでもどこまで枚数が伸びるのか興味はあったので(爆)
これが多いのか少ないのかは分からないけど、近所のゲーセンの貸し出しレートで考えたら5000円相当以上出てんだな……と考えるとたぶん多い。サクッと音ゲーレトロゲーだけして帰る予定だったのに、予定外に休憩が長引いてしまい、長時間滞在してしまっていたのでした。
……いや、初めてAT機のスロットを面白いと思ったかもしれない。数年前のヤンキー風の兄ちゃん、君のおかげでAT機やスロット機への誤解が解けそうだよ……。投資額以上は楽しませてもらったのは間違いない。
なにより、AT機パチスロに手を出すと思った以上にゲーム時間がかかることがあるという恐ろしさを理解したのでした……。(貴重な休日を無駄にしちまった巻)
「黄門ちゃまは面白い」と言っていた名前も知らない兄ちゃんの話はおそらく本当だったわけですが、
最初にゲーセンでジャグラーを教えてくれた人はスロットだと花火(大花火?)が好きだと話してた記憶があるので、そこまで言うならおそらくそれも面白いんだろうなと思うので見かけたら打ってみたいと思います。(もちろんゲーセンで)