ある日思った。
なぜ推しのコラボジェット機は現実に飛んでいなかったのだろうかと。
(飛んでてさも当然かのような思考)
そもそも妖怪ウォッチの全盛期ですら飛んでないらしいですね。
推しのコラボジェット機が……見たい!!
なら作るしかなくない?(突然の工作スイッチ)
市販されている旅客機のプラモデルキットがあるから、それを作って塗装なんとかしたらできるはず。
ちなみに今まで作ったことあるプラモってダンボール戦機いくつかと、
これと
RGエピオンくらい。
いわゆるパチ組?素組み?だけでOKなほぼほぼ塗装も接着も必要ないキットばかりという。
さてさてしっかり完成できたのか……?
初心者が飛行機模型作ってみた反省とか思った事とか書き留めてみる。
ベースキットを選ぶ
B767-300ERは2020年に現役で飛んでいる機種ということでセレクト。
個人的にはE170の方がそれっぽい気がしたんだけど(福岡空港的な意味で)、キットがもう売ってないっぽいし模型だから夢はでっかく(なんの夢だ)
JAL機にしたのはバンダイ関連コンテンツとコラボしてそうなイメージあるから(たまごっちジェット)。ANAだとどうしてもポケモンジェットなイメージが、ね。
あとANAよりJALのがデカールや塗装の難易度低そうですし(こっちの理由のが大きいw)
機種を選ぶにあたって各社飛行機のコラボ塗装について調べてみたけど、なんとなくJALのが塗装自由度高いのかな?と思っていたけど、ANAは絶対に青いラインを入れなければならないルールがあるわけでもないみたいなので、その辺は好みでいいんじゃないかなーと思う。ANAのライン綺麗に再現できるのは憧れる。
どうやって窓埋めるの
ざっと説明書を読んでて、いきなり頭抱えた箇所。
家電量販店の模型コーナーの店員さん曰く、パテを使う方法がメジャーらしいけど
絶対使い切れなくて数百円無駄にすると思ったので瞬間接着剤で埋める方法で行きました。
合わせ目消せぬ
「接着剤をパーツに塗ってくっつけます、接着剤が溢れたところをやすりで削ります」とのことだが、
接着剤は溢れなかったしやすってもやすっても線が気になる……。どうやら接着剤が足りなかったらしい……。
やすりをガチり過ぎて、側面のいくつかのでこぼこが消えましたが気にしないことにします()
あと接着剤の匂いが気分悪くなるくらい臭い。個人的にはラッカーの匂いより無理。
次やるときは絶対リモネン系接着剤にするわと誓ったのだった(今使ってるヤツはいつ使い切れるんでしょうね……)
塗ってみる
エアブラシはないし置ける場所も吹く場所もないので筆塗りです。缶スプレー?外が寒いので……
正直あんまり上手く塗装できる自信がないので必要最小限(翼とエンジンだけ)は塗装しようと思います。本体の整形色は白だしそんままでええやろの精神。
大まかな色分けに必要そうな色は、
ホワイト、焼鉄色・・・エンジン部分で使用
エアクラフトグレー・・・翼の灰色部分
グレーFS16440・・・全体的に使う
シルバー・・・翼やエンジンの縁などで使う
グレーFS16440だけは水性ホビーカラーでの展開がないけど、広い部分で必要になる色なので先にばーっと塗ってしまえるという点で逆にまぁ良かったのかなと……(水性塗料の上にラッカーは塗れないそうなので)
筆塗り塗装、希釈の感覚が難しい!
塗料瓶生だとすごく制御が難しいと思ったので、最初に塗った翼など面積が広いところは、薄めにして重ね塗り前提で塗っていったのだが、
その感覚でエンジン塗ったら形が曲面だから塗ったそばから垂れてくるのなんの。薄めすぎだったのか?大変だった。
狭い所、小さいパーツ等は希釈控えめ(瓶そのまま?)で少ない回数の塗りで発色させるつもりで、広い面を塗るなら気持ち薄めにして何度も塗り重ねるつもりのが良さそうかな、という結論に。
ちなみに主に使ってるのはラッカー塗料です。なんか業界のスタンダードらしいって聞いたので。でも臭いとか有毒成分あるからこのクソ寒いのに窓開けて換気しなきゃとかで若干後悔してる。
ラッカーだと、塗っているうちに塗料皿に取った塗料が乾いてきて、薄め液を足してるうちに濃度が薄くなりすぎてまた塗料足さないといけない……ようなイメージがあったが、水性塗料のほうが乾燥が遅いのでゆっくり塗れるのはやりやすいと思った。
でも筆者は結構せっかちな性格なのでラッカーの乾燥の早さも捨てがたいところある。筆塗りなら水性ホビーカラーの方が使いやすそうだったので乗り換えたい。
シルバーだけは、なんかちまちま筆と塗料皿用意するのめんどくせぇ!と思ってしまったのでガンダムマーカー(ガンダムシルバ-)を用意した。
ガンダムマーカーのシルバーだけでもなんか色々種類あるけど、これが一番スタンダードな銀らしいのでこれで良いと思います。
こいつは革命だね、ぬるっと塗れる。段差のあるとこだけは難しいけど。
既に塗った箇所にはみ出ないように塗装して修正して……を一週間くらい繰り返していた。塗装順の組み立て、説明書にもないしかなりの慣れが必要感ある。
案外筆塗りも楽しかったですね。光沢塗料がテカっと反射するとおおってなる……。
塗装が気になったりなんだったりして同じ箇所をずっと触っていたけど、このままでは完成できないと危機感を感じたので強引に進めることにした。
デカール
個人的には難関だと思ってたところ。水転写デカールやったことないからこわい!
コラボ飛行機、と言い張るからには航空会社のマークだけはなんとしてでも貼らねばならぬ……。
「デカールを切り取る→20秒ほど水に浸ける→ペーパーなどの上に載せて水分調節しながらデカールが動くか確かめる→動いたら貼りたい場所に持って行って(力を入れすぎないように)台紙を剥がす……」
おお。
しばらくおいてたら剥がれてきた場所が出てきたので(浸けすぎて糊がなくなってたのかな……)、急いでマークセッター買いに走って貼り直したりした。
あ、機体番号はJA654Jにしました。
というか、もう一機のJA613Jが2020年頃に「アマビエジェット」として飛んでいた記録があるので2020年にコラボしていた設定にするならこっちにするしかないかなーと(笑)
日本航空のマークとかJA654Jの大きなデカールとかはできたのでそこで満足したというか、
細かいデカール貼ろうとしたら剥がれてもうどっかいったりしたので、小さいデカールは気が向いたとき貼ればいいか、と思っています(雑過ぎぃ)
デカールをつくる
ある意味今回のメイン企画。
コラボジェットの塗装をどうするかというところだが、
実は、自宅のプリンターでプラモに使えるデカールを自作できる用紙があると聞いて、これがどんなものなのか使ってみたいと思い、
早速取り寄せていたのが始まりだったりする。
キット付属のデカールをスキャナーでスキャンして、
Illustratorで開いて、窓枠をトレースして、絵をはっつけて……
普通紙に等倍で印刷してイメージを見てみた。
サイズ感を調整できたと思ったらデカールシールに印刷します。
筆者のプリンターは黒顔料、カラー染料タイプなのでちゃんと使えるか不安だったけど、このデカールの説明書によると写真用紙を使う高画質設定にすると多くのメーカーでは黒顔料を封印してくれるそうです。それを信じていくっきゃない。
このデカールはさっき使ったキット付属のデカールとは異なり、印刷面を貼り付けて転写する方式なので、反転して印刷するのを忘れずに。
面積あるし曲面なのでちゃんと貼れるか心配でしたが、思ったより綺麗に転写されたと思う。案の定位置合わせ失敗して端が剥がれたり窓がすげぇズレてるのは気にしてはいけない。要練習ですな……。
あと実際貼ってみて、絵はもうちょっと大きめにした方が良かったかなーと思ったり……。
ちょっとここまでやって満足しかけたけど、まだ残ってるところを頑張っていきます。
塗装ふたたび。タイヤをつける
タイヤブラックの塗料を持っていなかったので買いに行ったら売り切れてたので、タミヤアクリルの近い色(ラバーブラック)を買ってきた。
あとタミヤアクリルの薄め液はクレオスの水性ホビーカラーにも使えるそうなので、瓶に入ったタイプの薄め液も購入。
ラッカー筆塗りしてて思ったけど、ライトに筆で使うならこれより少ない容量のタイプでも十分な気がする……。使い切ったら塗料用空き瓶にもなるし、これ1瓶使い切るのが塗装チュートリアル感あるね。
ラバーブラック塗っただけでコレはタイヤだ……って雰囲気が出てすごい。
シルバーはまたもガンダムマーカーさんの力です。
とりあえず完成
気になるとこもあるけど気にしていたらいつまでも完成しない気がしたので、妖怪学園Yコラボジェットプラモデル、なんとか完成ということで……!
2020年頃にアニメ放送記念でコラボキャンペーンやってたそうなんだけど、当時はコロナによる飛行機の欠航が相次いで本当にコラボしてる??などと言われてたのは記憶に新しいですよね~~(懐かしいなぁという目をしながら)
反対側はかなり失敗してるので見せられないよ!
こんなことができないかなーと思って試しに作ってみたというあれなので、ここまでできたってことで満足かな。飛行機模型一個作っただけだけど、なんか工作スキル上がった気がするぜ!!
日本に旅客機プラモデルがあって良かったよ……推しのコラボジェットの夢が机の上で叶うんだもの。
まぁ今回は基本工作すらままならないレベルだったので、次作る時があったらそのへん完璧にした上で塗装のバランスとかもっとちゃんと凝れるようになりたいですね。