もっとガンダムAGEを楽しんでみる【TVアニメ・OVA感想】

ところで先日(記事描いたの約一ヶ月前じゃないか!)ゲーム版ガンダムAGEのストーリーを把握してきた所ですが、

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そのあと諸事情あって一生分くらいロボットアニメ観るはめになってるよ。
そのおかげか今年完走出来たアニメの量(本数ではない)が去年のn倍以上の豊作で嬉しいね。燃え尽きそう。

とまぁ塵になりそうになりながらも、ガンダムAGE関連のいろいろを視聴したので、その補足と感想文を。

OVA『MEMORY OF EDEN』

セム編をベースにしたOVA。ゲーム版クリアしたところで、フォロワーさんがおすすめされていたのもあってレンタルして来ました。

(ツイのフォロワーさんが書かれていた感想文のお陰で、OVAの存在を知れたこともあって感謝!)

前編では学園生活パートでのあれこれを加えた追加シーンがあることや、
ゼハートもこんな顔するんだ!ってところが見所です。アセム君の絶望顔で元は取れた。
ところで映像で見るとXラウンダー能力はチート感ある……。アセム視点なのでなおさら。

後編ではヴェイガンサイドのパートが多くなっており、アセム主体だった前編とは一転、そっちから世代を繋げていったのはその手があったか、上手すぎると思わず唸ったわ。

要塞突入シーン時点で50分も残ってるの嘘だろ!?その後はまるでとんでもないものをみせてもらった……!ゲーム版でただでさえ熱かった流れを再確認&パワーアップまでしてるとは!!

ゲームでもアニメでも面白かったアセム編に追加を加えた見所いいとこ取りセットとなっております。アセムとゼハートが気に入った人にマジおすすめです。
二人の関係に焦点を当てたOVAが作られるのもガンダムAGEにマジで感謝……!

TVシリーズ(全49話)

MOEの戦闘シーンが面白かったのと、サンライズレベルファイブアニメから得られる成分をもっと見たかったのでTV版もレンタルして観ました(どういう理由やねん)

本当はここまで早く観る予定ではなかったのですが、上記OVAを借りるために近所のレンタルショップの会員登録したら、まさかの2週間レンタル半額だったのでせっかくなのでまとめて借りて観ることに……。

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ストーリーは大体ゲームと共通なので、大まかな内容の感想については↑のゲーム版感想を参照のうえ。

なんだろう、ゲームのテンポ感に慣れた後だからかアニメの情報量が丁度良く思える、イベントが発生するかのように流れでストーリーが進むので、並行して視聴していたWとは別のベクトルで疲れるような……。

パイロットやサブキャラ関係はやはりゲーム以上にアニメを見たことによって印象に残ったなぁ。
ゲーム版でもDIVAメッセンジャーという独自の掘り下げ要素もあるが、メインストーリーではどうしても主人公の視点で進みがちなので。
改めてラーガンさんやマッドーナの奥さんとかヴェイガン側のパイロットとかも結構良いキャラしてるやん……と思ったり。やたらとチョコ菓子かじるシーンが入る連邦軍指令、あれはどういうキャラづけなの。
序盤、UE側パイロットの姿が見えないのは不気味さあるね。ゲームではあんまり気にならないところではあるけど映像化されたら確かに、と思った所。

一時期ネットミームにもなった「強いられているんだ!(集中線)」はアニメで見たら絶妙な動きが付いてて吹き出してしまいました。知ってても吹いたわなにあれずるい。
その後の産業用MSで出撃しようとするシーンの悲壮感も相まって……、あんなの無茶だよ!

アニメならではだなーと思った所としては、ミンスリーで連邦軍と交渉するシーンとかは、艦隊がどどっと出てきて迫力におおっ、と思ったなぁ。

てかアニメだとフリット爺はキャプテンの正体知らない体だったのね……、
ああなったのを知ってて一方的に縁切りしていたのかと思ってた。

あとOPEDが全部で8種類あるのも豪華でいいね。全体的にヒロインのパートが増えてるのも良い。

ラストの三世代編、

43、44話のルナベース奪還戦はジラードの過去とかガンダム三機揃うところ、Xラウンダー能力を使った戦闘シーンも良かった。
45話、本編保管的な話だったのとゼハートとキャプテンの顔が一々良い。
46話、後半戦闘シーンがかっこいい(小並感)
47話、「長い休暇が取れそうだ……」、FXバーストモード発動。FXバーストモード使用時のシーンはもちろんカッコいいんだけど、その後のキオの表情も必見。ほんと良い子だよ……。
48話、長きに渡って戦争を共にしたもう一つの功労者の最後、「ゼハートォォォォォ!!!」
49話、最終回
……って具合にクライマックスの盛り上がりがやばすぎる件。

容赦の無さは中々だったけど、特に最後3話で決着があっさりだったり巻き入ってる感じは残念だったかな……。まるであっさり亡くなってるキャラ多くて……。もうちょっと魅せ方を考えてほしかったところ!
ゲーム版だと一刻を許さないような緊迫感あってこの辺りの展開は好きだったんだけどね。ゼハートォォォォォ!!!に関しては上記OVAで補完あるのでまぁ。

アニメ版を見てて面白かったのはやはり戦闘シーンだったり。
激昂したフリットが的確にデシルの機体の手足から切って追い詰めていくシーンとか、アセム編の戦闘の不慣れさが分かる序盤とか、キオがAGE-FXに乗り換えてからの戦闘シーンには正直ゾクゾクしました。
この辺はゲームから得る体験と変わるね……!

戦闘描写が覚醒するのはアセム編から。フリット編でもAGEシステムの考案した新武装じゃ!で毎回工夫を凝らしているのは分かるんだけど……なんなんだろうな、うーん……。なんだかなぁってのはゲームと一緒だった、悪くはないと思うんだけど、ゲーム版もフリット編の途中で放置してた時期があったのでね。

あ、あとゲーム版のせいで一番気になってた最終戦は想像してたのと全然違いましたね。
誰かさんがやってた『絶え間なくXラウンダーを発動してボスの周囲をちょろちょろ回りながら近接攻撃連打』ではなかった(当然だよ!)
アニメの方が数倍胸熱展開でした。うん、良かった……。想像してたのとはちょっと違ったけど。ビームライフル……。

ゲームクリア済勢がアニメ版を観てみて……

アニメで表情豊かになってるのはやっぱ惹かれるね。ゲームだと決まった表情しかないので……。
キオがアニメだとさらに男前度上がる感。ナトーラさんの帽子のかぶり方のシーンかわいい。フラムちゃんのアニメ絵可愛い。アセムの尻は目のやり場に困る。(ほんとうにちょっとではあるけど)大人アセムのパートあるの嬉しい……。

戦闘シーンについては、(ストーリーでのウェア強制もあって)ゲーム独自のカスタマイズ要素が半分死んでたり、ワンパターン戦法しすぎたせいでアニメ版の戦闘シーンが新鮮に感じたというのもある……!

筆者はゲームでストーリーを知ってからのアニメ版、という視聴順でしたが、キャラが気に入ったなら、後でアニメ見るでも満足できるかと。
内容は本当にアニメ通りのイベントラインで進むので、逆順だったらこれゲーム版遊ぶ意味なくね?って途中でやめてたかもしれん。
ただアニメ見るのは疲れる筆者がイッキ見出来たのも、ゲームでストーリー知ってたからある程度は流し見ができたからってのもあるかも。アニメ視聴は時間とエネルギー使うので……。

同じような内容が別媒体でももう一度楽しめると思えば、ストーリーが気に入った人なら後で復習として逆にこれからゲーム版を遊ぶのもありっちゃありかもしれない。

ちなみに筆者、ガンダムシリーズに関してはこれより先にW(TVシリーズ全話とEndlessWaltz特別編)を完走済みでこれが完走2作品目だったり。

※2024/4/09追記
サイトの方に上げた感想文→新起動戦記ガンダムW 感想文

他のシリーズもこれから視聴し始めようかなってところなので、後で見たらまた違った感想になるかもだけど、
AGEはいろいろツッコミどころ挙げられがちな作品ではあるが、ゲームとアニメで2修した結果やっぱ好きだなー!と再確認できるシーンも多かったわ。

まぁ筆者の場合、どっちかと言えば普段SFよりホビアニ系ばかり見てて細かいところがあんまり気にならない性格だからなのかも、個人的にはわりと容赦のない方の社長シナリオを浴びることができたので満足です。
……これ夕方5時放送だったってマジ?

そのへんについては同作者なY学と近しいような似たような所を感じてしまっていてね、それでどんなものか気になってたんですよね、どっちも刺さるところは刺さる人もいると思うんですよね。

あとこの容赦なさを見たあとなので、社長現行作のメガトン級ムサシ第2シーズンにも期待してたりする。