きっかけとしてはこの動画。
【IIDX_INFINITAS】キーボードとコンバータ+JoyAdapterの差を検証してみた - ニコニコ動画
分配してDBMで動作確認してる方がおられた。
このように別コントローラーでキー入力を分けることが出来れば、新しく買ったコンバータと既に持ってるコンバータの遅延検証ができるのでは?と考えてみた。
それでは、今回の手法を記す。
※この方法は後述の通り目的を達成できず失敗としています、それでもやるという場合は自己責任でお願いします。
まず材料を用意する。
・PSオスコネクタ×2
一つは前回動作確認で使っていたパチスロコンから、もう一つはだいぶ昔にコントローラ分解して取ってきたもの。
・PSメスコネクタ
適当なコンバータから取る。
・コネクタとハウジング7P×3つ分
電子部品屋さんで購入。今回はXH型のものを使用した。
PSコネクターには七色のケーブルが伸びていた。
そしてそのケーブルが伸びた先にある穴9個中7個と対応している。
それぞれ、
1 茶 DAT
2 橙 CMD
4 黒 GND
5 赤 3.6V
6 黄 SEL
7 青 CLK
9 緑 ACK
の意味を持った電流がながれるようだ。
https://www2.himdx.net/mcr/product/download/dualshock2_kaisetsu.pdf
まず、オスコネクタ、メスコネクタそれぞれの端子の先をXHコネクタへの圧着を行っい、ブレッドボードに刺さるようにする。
ちなみにこのままオスメス一対を対面になるよう繋げても今まで通りコンバーターは認識する。
普通は直接コネクタをコンバーターに入力するところの間を切った、って感じですね。
ということは、メスコネクタからの入力をそのまま分ければ一つのコントローラーからの入力を分配できるのではないかと思った。(安直な考えだけど)
こうして作ったのがこちら。
ブレッドボード上でメスコネクタの入力を二つに分けている単純な回路。
のばした先にはELECOM製と中国製のコンバーターを刺してある。
問題としては、コントローラーはコンバーターのUSB側の電源で動作するため、電流が不足してしまうのでは、という点。
たしか必要量だけ流れる仕組みと聞いたので、足りなくなっても過電流は流れないだろうと思い込むことにした(危険な発想)。
そのため、まずは一本ずつ電流を測定した。
ELECOM製
中国製
USBの出力電力的には同時に動かしても問題なさそう。
コネクタを元に戻し、上の写真の配置に直して動作確認…んん、動かん…
PC上ではどちらも認識されているが、入力すると中国製の方だけが反応する状態。
これは電力不足かもと疑い、コンバータを二本接続し、片方だけにコントローラー端子を刺したときの消費電力をテスターで測定。
ELECOM製
…え、電流下がってる?
この接続方法だとこうなってると思っていた。
電源の出所は確実にPCのUSBなので、それぞれのUSB5Vから出力されてGNDに戻ってくる。
どうせ電源の大元が同じなら並列回路の電圧は一定になるはずなので、電圧は5V一定、電流は最大合計で500mAになるはず。
今電流を計っているのは橙の線で示したところなので下がるのはあり得ないと思うのだが…中国製コンバータを起点とした並列回路になっている?測ればよかった
とりあえず、計測結果と動作を見た感じELECOMのコンバータの動作に必要な電力が足りていない模様。(もしかしたら電気が合流したりGNDが二つあったりするのは不味かったのかもしれないとか思いながら)
USB内部がどうなってるのか分からなかったらどうにもならなさそう…
う~んわからんしこれ以上いじったらどれかの機器が吹っ飛びそう!wやめた!(実際コンバータがなんかおかしくなった、さしなおして復活)
こうなれば測定法に別の方法を考えるべきか。
一つ思いついたのは、冒頭の動画と同じ手法でArduino&ELECOMで遅延確認、その後Arduino&中国製で遅延確認を行いその結果からフレーム比較をする。という方法。
この方法なら幸い追加購入なしでできそうだ、そのうちやってみよう。
…と、いうことで続きます。